自動採点システムの導入

学級崩壊などが話題となり、学校の先生の負担は社会問題となってきています。先生はそれが仕事なのだからと言われるものですが、家で親が教育していないものを学校に任せすぎている家庭も増え、教師は疲弊しているのです。さらに言えば別に教師の仕事が減っている訳ではないのです。特に小学校は全教科を教える事になり、それにプラスして問題児などの対応をするのですから残業続きにもなります。

少しでも先生の負担を減らすべく、自動採点システムを取り入れている学校が増えているようです。この自動採点システムはテストの採点を自動的にやってくれるというものですが、人間ではないので答えを判断してくれる訳ではありません。まず一度、その答案の答えをデータ入力し、その答えと同じかどうかを筆跡から判断して残りの答案を採点してくれます。ものとしては文字の読み取りと照合なので、自動採点システム自らが考えて判断しているのとは少し違った形です。

ただ、どんな形であれ教師の負担を減らしてくれるのなら、導入する価値があります。なにしろ9割以上の作業を削減してくれるのですから。ただしこういったシステムにありがちな話ですが、完璧とまでは行きません。文字の読み取りは昔から一定数の読み取りミスが発生するため、判別不能な部分も出て来ます。

ただ、ないよりははるかにマシなので、導入していく学校が増えているようです。一度購入してしまえば他の先生も使えるため、試しにでも使ってみたいという要望が多いのでしょう。

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